〈本の紹介〉ロシアとシリア − ウクライナ侵攻の論理/青山 弘之著
2024年04月20日 08:00 文化・歴史小国の視点から見る代理戦争
本書はウクライナ問題を主なテーマとして扱いながらも、この事態の最中で忘却されつつあるシリア内戦(2011年~)の真実を浮かび上がらせることに焦点を当てている。シリア問題の専門家である著者が本書を執筆するに至ったのは、ウクライナ問題に関する欧米諸国や日本の言説に違和感と既視感を覚えたからだ。
本書はウクライナ問題を主なテーマとして扱いながらも、この事態の最中で忘却されつつあるシリア内戦(2011年~)の真実を浮かび上がらせることに焦点を当てている。シリア問題の専門家である著者が本書を執筆するに至ったのは、ウクライナ問題に関する欧米諸国や日本の言説に違和感と既視感を覚えたからだ。