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‟一番の成果は後継者を育てたこと″/岡山で「喜寿記念 韓静資書芸展」開催

2024年04月18日 08:00 文化

5~11日にかけて岡山県・倉敷市内の水島公民館で行われた「喜寿記念 韓静資書芸展」には延べ350人の来場者が詰め寄り、韓静資さん(77)がこれまで歩んできた書芸人生での功績と、喜寿を共に祝した。

5日のオープニングセレモニーにはたくさんの人々が韓静資さんのお祝いに駆け付けた

自身の書芸人生を振り返る書芸展の開催を長年目指してきた韓さん。韓さんは念願の日を迎え、「ずっと前から一生に一度の書芸展をしようと心に決めていた」と力を込める。書芸人生は30年にわたるが、一般同胞向けに自分の字を見せたことはまだ一度もなかった。この機会に、少しでも同胞たちに民族書芸の力を伝えられたらという思いがあった。

韓さんは、「これまで最も注力してきたことは、書芸講師としてウリハッキョの子どもたちに民族書芸を教えることだった」と振り返る。元々、子どもたちとふれあい、何かを教えることが大好きだった韓さんの原動力は、「子どもたちのために」という気持ちだ。「今回の書芸展を通じ、何故ひとりの人間がここまで頑張ってこられたのかを、同胞たちに感じてほしい」と語った。

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