〈入学式2024〉新たな学び舎、嬉しさひとしお/愛知中高
2024年04月11日 10:00 民族教育愛知中高の入学式が6日、同校の体育館で行われた。総聯愛知県本部の徐春元委員長、総聯三重県本部の金鉉二委員長、総聯岐阜県本部の李竜煕委員長、同校の金貴東校長をはじめとする教職員、学区内の朝鮮学校校長ら、児童生徒、保護者たち243人が参加し、新入生たちを祝福した。
愛知中高は昨年、学校創立75周年を迎え、現代的な校舎が新たに完成した。今年は運動場の人工芝化工事を完了させ10月13日に「新教育施設竣工式」が行われる予定だ。
新入生たちが入場し、参加者たちは温かい拍手で新入生たちを迎えた。
朝鮮民主主義人民共和国の国歌が奏でられた後、徐春元委員長が朝鮮・教育省から送られてきた祝電を紹介した。
あいさつに立った金貴東校長は、地域の同胞たちが代を継いで学校を守ってきた伝統と学校の歴史について言及しながら、今日も新しい教育環境を整えるために尽力している同胞たちに謝意を表した。
新入生に贈り物が手渡された後、新入生を代表して徐彩瑛さん(高1)が決意表明をした。徐さんは新校舎が竣工し、同校が新たな一歩を踏み出している意義深い年に入学したと喜びを示しながら、学校生活を意義深く過ごし、先代たちが繋いできたバトンを継いでいく決意を表明した。
今回、高級部と中級部に子どもを送ることになった徐慶子さん(41)は「学校まで1時間半かかる場所から通うことになり通学費の負担はもちろん、安全面の心配もある。帰宅時間が遅くなる時は迎えに行くつもりだ」と語る。負担や心配もあるなかで朝鮮学校に子どもを送ることを決断した理由について徐さんは「友人を思いやる心が育ち、立派な朝鮮人として成長できる場所はウリハッキョしかないから」と話した。
(高晟州)