極限点の突破から地方の新時代へ（下）～5カ年計画3年の回顧と地方発展プロジェクトの始動～／姜日天

地方発展政策のリアリティー

「地方発展20×10政策」なる名の地方振興綱領が提示されるや否や朝鮮のメディアは「75年を経過した共和国の成長発展史上初の巨大な変革」 「結党以来80年近い闘争史において画期的な里程標をなす特記すべき政治的事変」などと挙って大書した。朝鮮の、特に地方の人々にとってこれは、待ちに待ったニュースであり夢のような「事変」であるに違いない。

金正恩総書記自身も、今年2月の党政治局拡大会議で「今回の最高人民会議で施政方針としてせん明されたわが党の『地方発展20×10政策』は、かつての言葉に過ぎなかった理想や宣伝の類ではなく、実際、計画性を帯びた実行の裏づけを土台に決断した一つの大きな変革的路線であり、地方の人民の初歩的な宿望をかなえ、朝鮮の人々の認識領域で根本的な改変をもたらすための一つの壮大な革命であると同時に、世紀的な宿願事業であります」と述べている。

極限点の突破から地方の新時代へ（上）～5カ年計画3年の回顧と地方発展プロジェクトの始動～／姜日天