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“今年も偵察衛星打ち上げを予定”/国家航空宇宙技術総局副総局長が表明

2024年04月02日 09:43 共和国

創立日に際し

朝鮮中央通信によると、国家航空宇宙技術総局のパク・ギョンス副総局長が3月31日、同局の創立日に際して朝鮮中央通信社記者の質問に答え、宇宙開発を加速化していくことを強調した。

朝鮮の宇宙開発事業を指導する国家航空宇宙技術総局は、2013年4月1日の創立以来、10余年間、国家的な宇宙開発政策に沿って、宇宙開発事業をリードしてきた。

パク副総局長は、「この期間、人工衛星の多機能化と高性能化が実現し、衛星管制と運用において多くの技術問題が解決し、その応用技術を国防、経済、人民生活向上に導入するための活動が積極的に推し進められた」と述べた。

また、昨年に朝鮮初の偵察衛星「万里鏡―1」号の打ち上げが成功したことに言及。朝鮮労働党中央委員会第8期第9回総会拡大会議(23年12月26〜30日)で、今年に3基の偵察衛星を追加で打ち上げる課題が示された中、パク副総局長は「今年も数基の偵察衛星の打ち上げを予定している」と明かした。

パク副総局長は、社会主義強国建設において、宇宙産業の発展が重要な意義を持つと強調。「宇宙分野の加速的な発展のために、朝鮮政府は先進的で価値のある宇宙開発計画を先行して実行し、その成果を拡大させ宇宙強国を打ち建てることを目標としている」とし、「農業、水産、気象観測、通信、資源探査、国土管理と災害対策をはじめとする部門で、宇宙科学技術の成果を導入する活動を積極的に進めている」と述べた。

一方で、宇宙産業の発展のために各方面で取り組まれている活動に言及。宇宙科学技術討論会を定期的に行い、宇宙開発と利用において意義を持つ新たな科学分野を開拓する動きが活発化しているほか、高等教育機関で宇宙航空、宇宙観測、衛星通信をはじめとする宇宙関連の学部、学科が新設され、宇宙産業発展を担う人材を育成していると述べた。また、金日成綜合大学、金策工業綜合大学に、実用衛星開発を専門とする研究所、研究室が創設され、国家科学院と複数の大学で、宇宙関連の研究チームが組まれ、研究活動が本格化していると述べた。

そして、「宇宙産業の発展が、世界的な経済及び科学技術強国の地位を確立させるための近道となる開拓で核心となる要素、総合的な国力の示威になることを胸に刻み、独自の宇宙開発に持続的な拍車をかけ、宇宙強国を必ず打ち建てる」と強調した。

(朝鮮新報)

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