水俣病訴訟、熊本地裁が原告の請求棄却
2024年03月27日 15:07 社会を知る~今週のnewsトピック~日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。
水俣病訴訟、熊本地裁が原告の請求棄却
2009年に施行された水俣病特別措置法に基づく救済の対象から除外された熊本、鹿児島など4県に住む144人が、国と熊本県、原因企業チッソに損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、熊本地裁であった。熊本地裁は損害賠償請求権が消滅しているとして請求を棄却した。同種の訴訟は東京、大阪、新潟の各地裁でも起こされているが、昨年9月、大阪地裁は原告らを水俣病であると認め、原告らへ計3億5000万円の賠償金を支払うよう命じた。熊本地裁の判決は、大阪地裁判決と司法判断が分かれる形となり、原告たちの間では怒りと困惑が広がっている。
一方、熊本地裁が原告の一部を水俣病と認めたことについて、伊藤信太郎環境大臣は