〈朝大・第66回卒業式〉“朝大だからこそできたこと”/卒業生たちの抱負
2024年03月14日 07:00 民族教育「一生ものの経験」糧に新たなステージへ
10日、朝鮮大学校第66回卒業式が行われた。この日、卒業生たちは保護者や教員たちから祝福を受けながら、新たな門出に期待をふくらませていた。各学部の卒業生たちに大学生活の思い出や今後の抱負を聞いた。(文・韓賢珠、朴忠信、高晟州、写真・盧琴順)
政治経済学部 曺海優
高級部時代、大学生活を謳歌する先輩たちをみて、朝大に行くなら政経学部と心に決めていた。大学での4年間を終えて思うのは、時には批判も受けながら自分自身が密な人間関係の中で成長できていることを実感し、かつて朝大への進学を決意した自らの選択は間違っていなかったということ。大学4年の時、たくさんの講習に参加しながら討論を重ねる過程で、16人の学部同級生たちが、自分優先だった保守的な考えを大きく変えてくれた。
長野初中出身。中1の頃、地元で開催された「ウリ民族フォーラム」が原点にある。当時は幼かったが、人生で初めてイルクンはじめ大人たちを見て格好いいと本心で思い、自分もあの舞台に立つ未来を自然と思い描いた。