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〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!44〉在日同胞の「不快な感情」 

2024年03月11日 17:11 寄稿

春の訪れを感じる季節になりました。卒業、就職など大きな変化がある人もいるでしょう。日常の中でも人は大小さまざまな感情を抱きます。特に不安や緊張、怒り等の感情は不快な感情と嫌煙されがちです。

実は不安のお陰で、その先に起こる事への準備が出来たり、緊張があるからこそ、試験や試合、危険に対応できます。常に安心しきっていては傷つきが大きくなり、時には生存が脅かされることも。産業革命以降、スピードや効率、正確性が重視され、いつでも的確で失敗が許されないような雰囲気が社会全体にありませんか。人間は機械ではなく動物で、自然の中の一部です。生き方自体においても、正しいかそうでないか、有益か無駄かそんな価値基準に支配されてはいないでしょうか。「不安は取り除くもの」、「いつも明るく元気で」と思わされることは今の世の中では自然なことかもしれませんが、本来の自然の摂理とは言えません。不安や悲しみ、苦しみ、ちょっとした安らぎ、生きていれば当然味わう感情です。

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