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出自への差別的投稿めぐる訴訟/安田菜津紀さん、2審でも勝訴

2024年02月28日 15:06 権利

“法整備が第1の課題”

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、在日朝鮮人2世である亡父に関する記事の掲載後、インターネット上での事実に基づかない差別的投稿により人格権を侵害されたとして、西日本に住む男性を相手に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が21日、東京高裁(吉田徹裁判長)であった。

判決後、都内で会見が開かれた(写真中央左が安田さん)

判決は、1審判決と同様に、当該投稿が「差別的表現による名誉感情侵害(侮辱)」と認め、男性に対し33万円の賠償を命じた。一方で、投稿は侮辱にとどまらない、ヘイトスピーチ解消法の定める「差別的言動」との安田さん側の主張は、認められなかった。

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