〈パリ五輪アジア最終予選〉朝鮮女子代表、日本戦へ前日練習

前日練習で汗を流す女子選手たち（写真・盧琴順）

パリオリンピックアジア最終予選の日本戦を翌日に控え、サッカー朝鮮女子代表は27日に、国立競技場で前日練習を行った。

サウジアラビアのジッダで行われた第1戦から中3日で迎える第2戦。前日練習は冒頭15分のみが公開された。

冷え込む気温のなか、選手たちはジョギングをしながら体をほぐして、体を温めた後、パス回しを約10分ほど行った。ウォーミングアップはリラックスしたようすだったが、パス回しのメニューでは、徐々にスピードを上げて、テンポよくボールを回した。6人1組の3チームに分かれて行われた鳥かご（ボールを複数人で回し相手にボールを触らせないようにするプレー）では、ワンタッチ、ツータッチとボールを素早くつなぐ選手たちのプレーからコンディションの良さが伺えた。国立競技場には選手、コーチの力強い声が鳴り響いた。

日本戦を明日に控えて前日練習を行った（写真・盧琴順）

前日練習に先立って行われた公式記者会見でリ・ユイル監督は、日本戦に向け「チームとしての完成度を高めるため、強度の高いトレーニングを積み重ねてきた」としながら、「同胞たちがたくさん応援に来てくれるので、ベストを尽くして良い結果を残したい」と意気込みを語った。

（全基一）