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世界と激闘、同胞選抜チームが銀/第2回6人制混合バレーボール世界大会

2024年02月26日 19:06 スポーツ

第2回6人制混合バレーボール世界大会「THE2ND 3&3 MIXEDVOLLEYBALL WORLDCUP」(主催=日本混合バレーボール連盟)が22~26日、千葉県館山運動公園体育館で行われた。
大会には在日本朝鮮人バレーボール協会の選手たちで構成される同胞選抜チームが出場し、12の地域と国のチームたちと優勝を争った。同胞選抜チームは年齢条件のないFREE部門で2位、コートに立つ選手らの合計年齢が220歳以上のTotal220部門で6位の結果を収めた。
6人制混合バレーボールは2005年頃から日本を中心に普及が進んだ。試合では男女3人ずつコートに立ち、交代は同性のみ認められる。その他に、ジャンプサーブとバックアタックの禁止などが定められている。今大会はFREE部門に11チーム、Total220部門に6チームが出場した。

チームの主砲として得点を稼いだ梁慶佑選手(対中国台北戦)

逆転勝利で決勝へ

2020年の前回大会で、185㎝以下部門・2位の成績を収めた同胞選抜チームは、FREE部門予選リーグB組で香港、オーストラリア、英国、中国台北と対戦。予選を4戦全勝の1位で突破した同胞選抜チームは決勝トーナメント準決勝(25日)でブラジルと当たった。

強烈なスパイクを武器にするブラジルが試合をリードする中、同胞選抜チームは意地の巻き返しを図るも、追いつくことができず23-25で第1セットを落とした。つづく第2セットでは、相手のスパイクに対応しはじめた同胞選抜チームが、好レシーブを連発。3連続でサービスエースを奪うなど主導権を取り戻し25-12でセットを獲得した。迎えた最終セット、互いの実力が拮抗する中、13-11でコートチェンジ。立ち上がりからサーブミスとサービスエースを取られ、苦しい展開を強いられた同胞選抜チームだったが、その後、攻勢をしかけスコアは相手のミスも重なって24-22に。最後は鄭相人選手がブロックを成功させ25-22と激戦を制し、ブラジルを相手に2-1の成績で、決勝への切符を掴んだ。

得点のたびに、みなで喜びを分かち合った

優勝をかけた大一番の相手は元プロ選手も属する日本。試合開始直後から、日本の鋭い強打が炸裂する中、同胞選抜チームも負けじと食らいついていく。男性選手たちに劣らない朴理瑛選手、柳綺華選手のスパイクに観客席からは「オーマイガー」との歓声があがるなど、レベルの高い試合に、他の参加チームの選手たちも固唾をのんで見守っていた。

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