〈パリ五輪アジア最終予選〉ピックアッププレーヤー④
2024年02月28日 06:30 スポーツパリオリンピック2024女子サッカーアジア最終予選に臨む女子朝鮮代表は若手選手を中心に構成されており、大きなポテンシャルを秘めた有望株たちが揃っている。2016年のFIFA U17女子W杯で優勝したメンバーをはじめ、今回の朝鮮チームの中核を担う注目選手たちを紹介する(全4回)。
リ・ハク選手(MF、21、4.25体育団)
18年U20W杯の出場経験を持つリ・ハク選手はボランチの位置からゲームメイクをしながら、相手ゴール前へとボールを運び自ら得点することもできる攻撃型MF。キック精度とボールスキルが高く、代表チームではセットプレーのキッカーも任されている。
昨年の杭州アジア大会は、強豪チームとの試合で華麗な直接フリーキックを沈め、試合終了間際にミドルシュートで得点を決めるなど4得点を記録。昨年末に行われたEAFF E-1サッカー選手権女子予選の決勝戦は、ハーフウェイライン手前からのロングシュート弾を含むハットトリックの活躍を見せた。
朝鮮のパスワークにテンポを生むだけでなく、中・長距離砲を狙えるのも魅力だ。朝鮮チームが日本戦でゲームの主導権を握るためには、10番を背負うリ選手の役割が重要になってくる。
(朝鮮新報)