朝鮮スポーツ追い、イタリアから情報発信/マルコ・バゴッツィさん
2024年02月15日 09:00 スポーツ“抵抗の精神、民族心に胸打たれ”
国際スポーツ大会に復帰した朝鮮アスリートたちの目覚ましい活躍に耳目が集まる中、朝鮮代表に熱視線を向けイタリア語で積極的に情報発信を行っているフェイスブックページがある。ページの英語名はChollima Football Fans(千里馬フットボールファンズ)、イタリア語名はil calcio nella RPD Corea(朝鮮のサッカー)。運営者であるイタリア人のマルコ・バゴッツィさん(40、エッセイスト、歴史研究家)にコンタクトを取ると、快く取材に応じ朝鮮及び同胞スポーツに対する情熱を語ってくれた。
代表カラーの意味
マルコさんはイタリア北東部のトリエステに生まれ、地元の大学で政治学を専攻。卒業後は地政学研究誌への寄稿や、オンライン新聞向けにスポーツ史と関連した記事の執筆に取り組んだ。
この過程で朝鮮の反帝国主義政策、社会主義発展モデルに目を向け始めたというマルコさん。そんなかれの関心が朝鮮サッカーと結びついたのは、朝鮮が44年ぶりにワールドカップに出場した2010年の南アフリカ大会だった。