明るい未来築く新たな決意を胸に/広島同胞新春の集い
2024年01月19日 13:30 在日同胞2024年広島同胞新春の集い・20歳同胞青年祝賀会が7日、広島市内のホテルで行われた。総聯広島県本部の呂世珍委員長をはじめとする活動家、17人の20歳を迎えた新成人とその親族など、185人の同胞たちが参加した。
1部の新春講演会に続いて行われた2部「20歳同胞青年祝賀式典」では、参加者の盛大な拍手のなか新成人らが入場し、それぞれの経歴などが紹介された。
各地から送られてきた祝電が紹介された後、総聯本部や朝青本部、各支部から新成人らへ記念品が伝達された。
20歳を迎えた成人を代表して決意表明を行った呂松載さんは「先代からの期待と愛情を忘れることなく、祖国と広島同胞社会、ウリハッキョの未来のために貢献していきたい」と語った。
広島県商工会の李英一会長の乾杯の音頭で始まった3部「祝賀会」では、「以心伝心ゲーム」やダンスなどが行われた。また、新成人らが両親と恩師に感謝の気持ちを伝え、花束を贈呈した。
祝賀公演では、広島朝鮮歌舞団の舞踊、朝青重唱と合唱、女性同盟のダンス、文芸同広島による民謡メドレーなどが披露された。昨年よりさらにグレードアップされた公演は会場を大いに沸かせた。
高麗心さん(朝大教育学部保育科、2年)は「広島の同胞、そして日本の友人から祝福されながら、これまで受けた愛に対する感謝の気持ちでいっぱいになった。今後はその愛に応えていきたい」としながら両親や恩師たちへの感謝を口にした。朝鮮学校の教員になりたいという高さんは「何よりも大学で勉強に励み、たくさんの成果を出していきたい」と力を込めた。
高麗心さんの母・金清美さんは「末っ子の娘が二十歳を迎えて、多くの同胞たちの祝福の中、祝賀宴が行われ感無量だ。80歳を迎えたかのじょのハルモニも祝賀宴に参加し、幸せなひと時だった」と喜んだ。朝鮮学校幼稚班の教員を務める金さんは「二十歳を迎えた教え子たちの凛々しい姿を通じて、広島同胞社会の明るい未来を描くことができた」と語った。
祝賀会では「同胞社会を元気に」をテーマに、各地の朝青支部委員長たちが中心となって企画や運営を担った。
祝賀会を主管した朝青広島県本部の尹雅璂副委員長は「同胞社会が活気を取り戻した昨年の勢いそのままに、2024年のいいスタートを切れたと思う」と振り返りながら、「これからも同胞第一主義をスローガンに、同胞社会の明るい未来のために尽力していきたい」と、8月31日に開催する広島同胞夜会「ヒロキョレフェスタ」の成功を誓った。
【朝青広島】