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石川・能登半島地震、震度7の被害相次ぐ/同胞家屋で床上浸水など津波被害も

2024年01月02日 10:09 在日同胞

1日午後4時10分頃、石川県能登地方で発生した地震により、日本海沿岸などの広範な地域に引き続き津波注意報(警報は昨日解除)が発表されている中、総聯中央は、石川をはじめとする地震発生地域の総聯本部と連携し、同胞の安否確認および被害状況を確認にあたっている。

今回の地震では、石川県能登で震度7、新潟県中越で震度6弱、新潟県上下越、佐渡、富山県東部・西部で震度5強を観測。地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・6と推定される。

また気象庁では、1日夕方以降、能登地方を震源とする地震が相次いでいる事から「今後1週間程度、特に2、3日の間は最大震度7の揺れを伴う地震に注意してほしい」と呼びかけている。

今回の地震を受け、停電や断水、通信障害などの被害も起こっており、9時45分時点で、石川県内で約3万2,900戸(北陸電力発表)が停電中。新潟県内でも約30戸(東北電力発表)が停電している。

以下、2日9時現在の確認状況。

▼石川
震源地が近い七尾市在住の同胞3軒の安否を確認。屋根瓦の落下、家屋や家財道具、食器類などが散乱および破損。現時点で人的被害なし。

▼新潟
上越市直江津の沿岸に住む同胞宅1軒が津波により床上浸水の被害。また上越地方の同胞4軒が避難したが、現時点で自宅へ戻り人的被害なし。その他、海辺に近い場所に住む同胞らが高台に避難したり、津波発生時に新潟市の避難所に指定されている新潟初中近辺在住の同胞家族数軒が、1次的に避難したりしたが、現在は帰宅。

▼富山
県内在住の同胞たちの安否を確認。現時点で家屋の損壊や、家財道具の散乱などの報告および人的被害なし。

▼福井
県内在住の同胞たちの安否を確認。現時点で人的被害なし。

日本国内で震度7規模の地震が観測されたのは6年前の北海道胆振東部地震(2018年9月)以来となる。

(朝鮮新報)

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