4年ぶりの正常開催、600余人が観覧／第43回朝鮮大学校定期演奏会

第43回朝鮮大学校定期演奏会が11月30日、東京都小平市のルネ小平で行われた。朝鮮大学校の韓東成学長、総聯西東京本部の金益淳委員長、文芸同中央の尹忠新委員長、金剛山歌劇団の金正守団長、同胞、保護者、朝大の教職員と学生、日本市民ら600余人が観覧した。公演には朝大管弦楽団と合唱団、卒業生、金剛山歌劇団器楽部、同胞音楽愛好家など約200人が出演した。

第43回朝鮮大学校定期演奏会が11月30日、東京都小平市のルネ小平で行われた

 朝大定期演奏会は近年、コロナ禍の影響を多分に受けてきた。2020年は観客、出演者ともに制限せざるをえず、当日公演の様子などを収録した映像を後日オンライン公演として配信。21年は開催自体叶わず、昨年も観客の人数制限を解くことができなかった。今回は人数制限を設けずに開催された4年ぶりの演奏会であると同時に、朝大が位置する小平で6年ぶりに開催される演奏会となった。

出演者たちはそれぞれ特別な心情を持って今回の公演に臨んだ。