第5回全国オモニ大会、金正恩総書記が演説
2023年12月06日 10:06 総書記の活動社会と家庭における役割を果たしていこう
朝鮮中央通信によると、金正恩総書記の参席の下、第5回全国オモニ大会が3、4日の両日にかけて平壌で行われた。第4回大会(2012年11月)以来11年ぶりに行われた今回の大会では、第4回大会以降の母親たちの模範を紹介し、母親たちが社会と家庭に対して担っている責任と役割を果たしていくための課題と方途が討議された。
子どもを国の担い手に
大会には、子どもを国の担い手に立派に育て国力の強化と社会主義大家庭の繁栄・発展に貢献した母親と母性英雄、父母のいない子どもを引き取り育てた母親、中央と地方の朝鮮社会主義女性同盟の活動家ら約1万人が参加した。
金正恩総書記は開会の辞で、母親たちが愛国の心で大事に培った家庭の小さな垣根が礎となり国をしっかり支えているため、社会主義大家庭が強固であり、わが祖国が引き続き強くなっているとし、これが朝鮮の母親たちが党と革命、祖国に積み上げた不滅の功績であると高く評価した。また、参加者や全国の母親たち、異国の地で民族の代、愛国の代をつなぐために心魂を傾け、今も母親たちの大会合が開かれる祖国の首都に心を寄せている海外同胞の母親たちにも心からの感謝と激励のあいさつを送ると述べた。
総書記は、子どもたちを立派に育て上げ革命の代をしっかり受け継がせる問題、最近増大している非社会主義的傾向を一掃し、家庭の親和と社会の団結を図る問題、健全な文化・道徳生活気風を確立し、互いに助け合い導き合う共産主義的美徳と美風を支配的風潮にする問題、出生率の低下を防ぎ、幼児の保育・教育に力を入れる問題について触れ、これらはすべて母親たちと力を合わせて解決すべき皆の家事であると言及。党中央は、家庭と社会における母親たちの地位と役割からしても、わが国家と革命の現実的問題からしても、今回の大会を党大会や党中央委員会総会に劣らず重視していると述べ、第5回全国オモニ大会を大変重視する党中央の意図を明らかにした。
金正恩総書記は4日に、綱領的な演説「家庭と社会に対し担っている母親の本分について」を行った。
総書記は、わが社会の主力となり、強大なわが国家を支えるべき新世代を立派に準備させるのは第一義的な革命課題であると述べ、家庭教育と学校教育、社会教育の中でも家庭教育が第一を占め、ここでも母親の影響が特別に重要だと強調した。
また、党と政府が推進している主要政策と施策について言及したうえで、すべての母親がわが社会主義建設の前途、遠からず到来する理想社会への信念と楽観を持ち、社会と家庭に対し担っている責任と本分をまっとうしていかなければならないとし、綱領的な指針について詳細に言及した。
党中央委員会の李日煥書記は大会の報告(3日)で、朝鮮式社会主義の全面的発展を促して次世代に世にうらやむことのない生活を与えようというのがわが党の闘争課題、確固たる意志であるとし、この偉業を実現するうえで母親たちが受け持つ任務が重大であると強調した。
また、社会的に新世代の中で非社会主義的な否定的要素が一部現れているのは家庭教育と無関係ではないと述べ、母親たちが子どもの肉体的成長だけでなく精神的成長に責任を持った第一の教育者らしく、子どもの教育により多くの手間をかけて革命的な家庭の代をしっかり継いでいくことについて言及。母親たちが党の路線と政策に敏感で、その貫徹のための闘いで実践的模範を子どもたちに示さなければならないと語った。
大会では、2日間にわたり討論が行われた。また、社会と家庭に対し担っている母親としての責任と本分をまっとうし、祖国の富強・繁栄に特出した貢献をした女性たちに、新しく制定された共産主義的母親栄誉賞が授与された。
(朝鮮新報)