福島で千秋楽公演/金剛山歌劇団2023年アンサンブル公演「風になって」
2023年12月01日 09:00 文化・歴史550人が観覧
金剛山歌劇団2023年アンサンブル公演「風になって」福島公演(主催=同実行委)が21日、けんしん郡山文化センター(郡山市)で行われた。
公演を総聯福島県本部の張泰昊委員長、金剛山歌劇団の金正守団長、実行委員会の姜鎬英委員長をはじめとする同胞らと日本市民ら550人が観覧した。
福島で歌劇団公演が開かれるのは6年ぶりだ。7月に40~60代の非専従の同胞たちを中心とした実行委員会を発足。実行委員らは定期的に協議を行いながら、公演の開催に向け、広告や賛助の募集、宣伝活動に奔走した。
開演に先立って壇上に立った姜鎬英実行委員長は、公演の開催に支援、協力を寄せた関係者たちに謝意を表しながら「同胞たちには祖国を身近に感じ、日本の方々には朝鮮の芸術を通して私たちとともに手を取り合い未来へ向かって歩いていくきっかけになれば」と力を込めた。
2023年度巡回公演の千秋楽となった福島公演では、器楽演奏や舞踊、民謡メドレーなど14演目が披露された。
公演を観覧した日本市民らは、民族情緒あふれる公演に「チマチョゴリを着て踊りたくなった」「歌と踊り、演奏のどれをとっても素晴らしく、感動した」と感想を述べる一方で、「朝鮮半島の統一を心から願っている」「金剛山歌劇団が朝・日友好の懸け橋になっている」など、平和と友好を思う声も寄せられた。
(全基一)