ICBM「火星砲-18」型発射訓練、金正恩総書記が参観
2023年12月19日 12:20 軍事軍事的威嚇への対応意志示す
19日発朝鮮中央通信によると、金正恩総書記の参観の下、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星砲-18」型の発射訓練が行われた。
今年1年間にわたり朝鮮に対する軍事的威嚇行為を続けてきた米国と追従勢力は、12月に至っても露骨な挑発行為を続け朝鮮半島情勢を危険なレベルに追いやっている。
12月15日、米国と南朝鮮はワシントンで行なった第2回「核協議グループ」会議で朝鮮の「政権終焉」について言及し、朝鮮に対する「核報復打撃」を実戦化した大規模の連合訓練を強行する企図を露わにした。また、米国は年間にわたり核戦略爆撃機、超大型戦略原潜、原子力空母など各種の核戦略資産を朝鮮半島地域に展開してきたことに飽き足らず、12月17日にも原潜ミズーリを朝鮮半島に展開した。
このような情勢に対処し、朝鮮は意図的かつ計画的な敵の対決的軍事威嚇行為を強力な行動的警告によって無力化すべきだという朝鮮労働党中央軍事委員会の決定に従い、圧倒的な対応意志と力を敵に示すための重大軍事活動として、ICBM「火星砲-18」型の発射訓練を行った。
今回の発射訓練は、朝鮮の核戦争抑止力の臨戦態勢を検閲し、機動性と戦闘性、信頼性を確かめることを目的とした。
ミサイルは、最大頂点高度6518.2キロまで上昇し、距離1002.3キロを4415秒(1時間13分35秒)間飛行して朝鮮東海の公海上の目標水域に正確に着弾。発射訓練を通じて、ICBM部隊の戦闘力が優秀に評価され、朝鮮の戦略武力の迅速反応態勢、戦略的核心打撃手段への信頼性が再度検証された。
金正恩総書記は、われわれの度重なる厳正な警告と糾弾にもかかわらず、1年中鼓吹してきた無謀な反朝鮮軍事対決狂気を今年の最後までヒステリックに極大化している敵対勢力に明白なシグナルを送った、ワシントンがわれわれを相手に間違った決心を下す時にはわれわれがどんな行動に迅速に準備されており、どんな選択をするかをはっきり見せる契機になったと述べ、われわれの揺るぎない超強硬対応意志と絶対的力を再び明確に誇示したと評価した。
総書記は、米帝と追随勢力たちの悪質な対決野望がおのずと怯むことはないと述べ、われわれは朝鮮半島地域の平和と安全の根幹を揺さぶる、敵のあらゆる軍事的威嚇行為を絶対に座視してはならず、敵が引き続き間違った選択を続ける時には一段と威嚇的な方式を選び、いっそう攻勢的な行動で強力に対応すべきであると語った。
総書記はまた、朝鮮核戦略武力を加速的に強化し、発展させていくうえでの重大ないくつかの課題を新たに提示した。
(朝鮮新報)