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〈第45回コマチュック〉埼玉が「死の組」を1位突破

2023年11月09日 19:25 スポーツ

ㄹ組

本選の予選・ㄹ組には東大阪、埼玉、尼崎・伊丹、トンヘ・クムガン(東春、岐阜、四日市、長野、静岡合同)の4チームが集まった。前回大会王者の東大阪、同3位の尼崎・伊丹、4位の埼玉に、昨年チームとして初の1部通過を果たしたトンヘ・クムガンなどが相まみえる「死のグループ」に。1部進出へ、2つの切符をめぐる争いは熾烈を極めた。

トンへクムガン(白)と東大阪(青)の試合

予選1試合目、前回王者の東大阪と強豪の埼玉が激突。結果、東大阪と埼玉は1―1痛み分けのドロー。一方、尼崎・伊丹はトンヘ・クムガンを5―1で下し、頭1つ抜ける形となった。

続く2試合目では、尼崎・伊丹が東大阪との接戦を2―1で制し連勝。埼玉はトンヘ・クムガンに9―1で勝利した。

2試合の結果、勝ち点6の尼崎・伊丹が1部進出を決め、勝ち点4の東大阪、埼玉の1部進出をかけた争いは3試合目に持ち越された。

予選最後の試合となった3試合目、東大阪はトンヘ・クムガンと、埼玉は連勝で勢いに乗る尼崎・伊丹と対決した。

前回王者として、1部進出のために是が非でも勝ちたい東大阪と、勝ち点を取り意地を見せたいトンヘ・クムガンによる一戦はゴールラッシュの展開に。試合は3―2で東大阪が勝利した。トンヘ・クムガンは強豪相手に苦戦を強いられた一方、全試合で得点を決めた。保護者たちの熱い応援の中、失点しても諦めないトンヘ・クムガンの選手たちの姿勢は印象的だった。

先の試合と同時進行で行われた、自力での予選突破をねらう埼玉と、3連勝で1位突破を狙う尼崎・伊丹の試合は序盤から埼玉のゴールラッシュで点差が離れた。接戦が見込まれた試合は、終わってみれば8―0で埼玉が勝利をおさめた。

埼玉(赤)と尼崎・伊丹(青)の試合

この結果、埼玉(勝ち点7)が1位通過、尼崎・伊丹(勝ち点6)が2位通過の成績で、1部に駒を進めた。

埼玉初中の金誠浩監督(24)は「一昨年は5位、去年は4位と悔しい思いをした。6年生を中心に、今年こそ絶対に優勝しようという気持ちで練習してきた児童たちの努力が成果にあらわれた」と語った。

予選で10得点をあげた黄来優主将(6年生)は「皆でパスを繋ぎ、走ったからこそ1位突破ができた。チームの強みである団結力を武器に、絶対優勝したい」と意気込んだ。

(文・朴忠信、撮影・盧琴順)

 

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