1勝1敗で2位、元海外組が活躍/26年W杯アジア2次予選
2023年11月27日 10:23 Picks!DPRK1勝1敗で2位、元海外組が活躍/26年W杯アジア2次予選
2026年W杯アジア2次予選が11月16日に開幕し、朝鮮が1勝1敗でBグループの2位(勝ち点3)につけている。朝鮮は16日に中立地サウジアラビアで行われたシリア戦を0-1で落としたものの、21日のミャンマー戦を6-1で大勝。2戦目では、過去にスイスでプレーしたFWチョン・イルグァン選手(31)がハットトリックを達成し、イタリアの名門ユベントスに在籍したFWハン・グァンソン選手(25)が1ゴールを決めた(写真、AFCホームページ)。
2次予選は来年6月までホーム&アウェーで行われ、全9組の上位2チームが最終予選に進出するとともに、27年アジアカップの出場権も獲得する。現在B組首位は日本(勝ち点6)。朝・日戦は来年3月21日と同26日に行われる予定だ。
トレーニングやイベントなど多方面で/朝ロのスポーツ協力
11月にロシア政府代表団が訪朝した際、金日国体育相とオレク・マティツィンスポーツ相は朝ロのスポーツ部門における交流と協力を強化するための問題を協議し、2024–2026年交流計画書に調印した。
駐朝ロシア大使館フェイスブックによると、この計画にはテコンドー、柔道、ボクシング、レスリング、サッカー、卓球、ウエイトリフティングなど12競技のトレーニングとスポーツイベントが含まれている。また計画書は、スポーツ科学分野、両国の体育連盟と体育大学間の協力を発展させるための措置についても定めているという。
駐朝ロシア大使館は、ロシア側が朝鮮のスポーツ代表団の訪ロ、朝鮮のスポーツ専門家の養成、スポーツ用品の拡充における協力に向けても準備を進めていると明かしている。
国家通信網で協商や技術交流/「2023年国際商品展覧会」
10月30日から仮想展示会の方式で行われている「2023年国際商品展覧会」に関心が集まっている。展覧会は、国際商品展覧活動のデジタル化及び電子化の実現、新製品の開発と加工品輸出の拡大、経済と科学技術分野における各国間の交流と協力の強化を目的としている。
国家資料通信網に開設された展覧会のサイトには、朝鮮と他国の最新科学技術と商品資料が展示されている。会期には、商品の購入、輸出に関連する協商と科学技術交流が行われる。展覧会では、農業、軽工業、情報産業、水産、食品、建材、保健医療など各部門で生産した製品も展示されている。
11月22日からは平壌地下商店で現物展示会が始まり、朝鮮と他国で生産した名品、特産品など2700余種の商品が出品されている。
一審破棄し日本政府に賠償命令/性奴隷制被害者らが逆転勝訴
日本軍性奴隷制被害者の李容洙さん(写真、聯合ニュース)や故・金福童さんらの遺族計16人が日本政府に損害賠償を求めた訴訟で、ソウル高裁は11月23日、原告の訴えを却下した一審判決を取り消し、日本政府に対して原告側の請求全額(1人当たり2億ウォン)の支払いと訴訟費用の負担を命じる判決を下した。
李さんや被害者遺族らは16年12月に日本政府を相手取り損害賠償を求める訴訟を起こした。しかし21年4月、ソウル中央地裁は「外国の主権的行為に対する損害賠償は認められない」とし、原告の訴えを棄却。今回の控訴審は、主権国家は他国の司法権に服さないという国際法上の「主権免除」の原則が適用されるかどうかが争点となった。高裁は、日本政府に対する裁判所の司法権を認定することが妥当だと判断した。
(朝鮮新報)