四日市初中でスクールバス新調/県内外からの支援で
2023年11月20日 13:47 民族教育四日市初中の児童・生徒らのためのスクールバスが、約20年ぶりに新調された。
これまで本校では、日朝友好三重県民会議の方々が用意してくれたスクールバス「親善の翼号」が長年子どもたちを乗せて活躍してきた。
しかし、同スクールバスの老朽化などに伴い、新たにバスを購入する流れに。当初は現在の園児、児童、生徒数も鑑みて、バス売却益で購入できる中古車の購入を念頭に置いていたが、「イオガジャ(繋いでいこう)三重」のスローガンのもと、やはりたくさんの子どもたちを乗せて走ることのできる、10人乗りのワゴン車を購入することになった。
購入資金は旧スクールバス売却益では足りないため、オモニ会、商工会、青商会からの団体補助と共に、学校教育会理事会にてバス購入のための、チャリティチケットを販売、今年8月にはチャリティBBQを企画・実施した。
また、四日市市内の飲食店10店舗(主に日本の方が経営する店舗)にバス購入のための貯金箱を置いてもらい、4月〜8月までの期間でおよそ320万円の資金を集めることができた。
県内外の多くの同胞や日本の方々の支援の末、10月にスクールバスを新調した。ピカピカのバスはいま、子どもたちを乗せて活躍している。今回のスクールバスの新調は、「イオガジャ三重」のスローガンのもと、駆け抜けてきた今年を象徴するものとなった。
【四日市初中】