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金剛山歌劇団2023年アンサンブル公演「風になって」長野・中南信、北信公演

2023年11月15日 11:41 文化・歴史

金剛山歌劇団2023年アンサンブル公演「風になって」長野・中南信地区公演が3日に、北信地区公演が4日にそれぞれ行われた。

中南信地区公演を、総聯長野県本部の李明宏委員長、県商工会の千英敏会長、朴泰憲実行委員長、長野、東京、群馬、山梨など県内外の同胞らと日朝松本市民会議の小松清志会長をはじめとする日本市民ら700人が観覧した。

中南信公演には700人が足を運んだ

総聯、女性同盟中信支部常任委員たちを中心に構成された実行委員会では、政治経済状況が厳しい中でも昨年を上回る財政、観客動員を達成するため一丸となって事業を推し進めてきた。

公演冒頭に挨拶を述べた日朝松本市民会議の小松清志会長は「観客の皆さんが朝鮮高校無償化、幼保無償化など、朝鮮学校を取り巻く問題について少しでも知って欲しい」と協力を呼びかけた。

公演では前座として、長野初中の生徒らによるチャンダン、舞踊が披露され好評を博した。また、女性同盟支部が中心となって食事の提供など団員たちをサポートした。

他方で北信地区公演には、総聯本部の李明宏委員長、李忠明実行委員長をはじめとした同胞ら、日朝長野地区会議の大日方有司会長をはじめとする日本市民ら500人が観覧した。

北信公演を500人が観覧した

総聯、女性同盟北信支部の役員ら合わせて7人で構成された実行委員会では、財政、動員活動を積極的に展開。また、日朝長野地区会議の支援を受けながら、行政や労働団体への宣伝、協賛活動を繰り広げた結果、目標金額を達成し当日を迎えた。

日朝長野地区会議の大日方有司会長は公演前の挨拶で「朝鮮学校の運営は非常に厳しい状況にある。チャリティー募金への積極的な参加をお願いしたい」と呼びかけた。公演終了後に行われた長野初中チャリティ募金では、過去最高の募金額を達成した。

公演を観覧した日本市民らは「今年も感動的な公演だった。舞踊がしなやかで素晴らしかった」「これを見ないと年を越せない」「衣装が美しく綺麗だった。来年も必ず見に来たい」と感想を語った。

実行委員会の李忠明委員長は「情勢は厳しいが、金剛山歌劇団の公演を待ち望んでいる人たちのために今後も公演を継続していきたい」と話した。

【長野支局】

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