〈第45回コマチュック〉蹴球協会技術部長の大会総括
2023年11月13日 14:26 スポーツプレッシャーに打ち勝つ自信を
今大会は優勝候補の本命といえるチームはなく、上位チームの実力が均衡していたため、どこが優勝してもおかしくなかった。
今年、学生中央体育大会の中高サッカー競技で笛を吹いた日本の審判たちは、口を揃えて「朝鮮学校の選手たちは相手選手との接触や球際の激しさなど独特なものをもっている」と選手たちの戦う姿勢を評価していた。「コマチュック」においても大会期間、優勝を目指し、あるいは優勝を逃しても最後まで諦めずに食らいつく「コマ」選手らの闘志と気概が随所に垣間見えた。
他方で、年に1回の大舞台に緊張して、普段の力を発揮できていない選手たちが多く見受けられた。普段は落ち着いてパスをつなげていても、試合になると緊張と焦りでやみくもに蹴ってしまう選手が多かった。これは初級部の選手たちに限らず、中高生たちにも共通する課題だ。初級部生に限っては