五輪勲章を授与/朝鮮の張雄IOC名誉委員に
2023年11月11日 09:50 Picks!DPRK五輪勲章を授与/朝鮮の張雄IOC名誉委員に
10月18日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会で朝鮮の張雄IOC名誉委員(85)に、五輪運動の発展に特出した貢献をした人々に授与されるIOCの最高勲章「オリンピック勲章」が授与された。張名誉委員は1996年からIOC委員を務め、2019年から現職で活動。00年シドニー五輪開会式での北南合同入場、18年平昌五輪での北南合同入場やアイスホッケー女子の統一チーム結成などの実現に尽力した。
授与式には張名誉委員がオンラインで参加した(写真)。IOCのトーマス・バッハ会長は張委員を「信頼できるアドバイザー」としながら、数十年にわたり「朝鮮でスポーツの役割を促進する原動力」となり、「スポーツとその価値を通じて友情と理解の架け橋を築いてきた」と功労を称えた。
ファッション文化の向上へ/「秋季被服展示会−2023」
今秋に新しいテーマと形態の展示会が続々と開催されている中、9日からは平壌の玉流展示館で「秋季被服展示会−2023」が行われている(写真、朝鮮中央通信=朝鮮通信)。被服部門ではこれまで朝鮮服や婦人服に特化した展示会が行われてきたが、総合的な被服展示会は初めて。「私たちの時代のように眩しく、私たちの理想のように美しく」をテーマにした展示会は、デザインと加工技術、展示及びサービスのクオリティーの向上、朝鮮のファッション文化と被服産業の発展を促進させることを目的としている。
展示会場には、320余りの企業が出品した27種、8万点余りの秋冬の婦人服、紳士服、子ども服、民族服が展示された。新しくてユニークな服のデザインや、ファッション性の高いバッグ、帽子、ブローチをはじめとする小物、化粧品なども出品された。
「独島守護」の意思示す/日本の歴史歪曲を非難
南朝鮮では「独島の日」(10月25日)を迎え日本の領有権主張を批判する声が高まっている。この日、与党・国民の力と最大野党・共に民主党は、首席報道官を通じて独島を守っていく立場を示した。しかし共に民主党は、尹錫悦政権が屈辱的な親日行為を繰り返してきたことを危惧している。
同党は記者会見で、尹政権が国民の血税を使って福島第一原発の放射能汚染水の安全性を喧伝し、独島主権守護予算を25%、日本の歴史歪曲対応研究予算を74%削減したことに言及。「日本の立場を代弁する尹政権に国民は絶望を感じている」と主張した。
11月9日には南朝鮮国会の本会議で、独島に対する日本の領有権主張と教科書の歴史歪曲を非難する決議案が賛成多数(賛成267、反対0、棄権1)で可決された。
「梨泰院追悼式は政治集会」/尹大統領が遺族を侮辱
尹錫悦大統領が梨泰院事故から1年に際して行われた追悼集会(10月29日、ソウル市庁前)を「政治集会」だとして出席を拒否した。遺族だけでなく野党4党が共同主催するという点が不参加の理由だ。
尹大統領はこれまでも災害安全管理の総責任者である行政安全部長官などの指揮責任を否定し、遺族らによる「梨泰院惨事真相究明特別法」の制定要求を却下するなど、遺族の訴えを黙殺してきた。梨泰院追悼式への出席は拒否した一方で、同日に行われた朴正煕元大統領の追悼式に参加したことで、遺族協議会はもとより各方面から非難を浴びた。
(朝鮮新報)