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祖国と心一つに/朝鮮代表として戦った同胞選手たち

2023年10月13日 08:00 スポーツ

杭州アジア大会には同胞選手ら5人(サッカー=李泰河、黄燦俊選手、水泳=李慧京選手、ボクシング=梁章太選手、空手=宋尹学選手)が朝鮮代表として出場した。朝鮮国旗を胸に祖国の選手らと共に戦った日々を振り返ってもらった。

一戦必勝の闘志/李泰河、黄燦俊

寝食を共にし戦ったサッカー男子朝鮮代表の選手たち

サッカー男子朝鮮代表の李泰河(朝大体育学部3年)、黄燦俊選手(同3年)は、初めて朝鮮国旗入りのユニホームに袖を通した。

朝鮮代表として国際大会に出場することはもちろんのこと、2人にとって祖国の人々と触れ合うのは今回が初めてだった。

「私たちが緊張していることを分かってか、祖国の選手のほうから積極的にコミュニケーションをとってくれた」と、合流してすぐに朝鮮の選手たちと打ち解け、初日から部屋を行き来する仲になった。トレーニングの帰りのバスでは全員で歌をうたう一幕もあったという。祖国の選手たちの話題は、日本での生活や過去に朝鮮代表に選出された同胞選手たちの近況についてだった。「祖国の選手たちは同胞選手たちの実力が高いという印象を持っていた。私たちの活躍も期待していた」(黄選手)。

合流から2日間共にトレーニングし、迎えた予選リーグの初戦。開始前スタジアムに流れる朝鮮の国歌を聞きながら「朝鮮代表として戦う覚悟がさらに強まった」(李、黄選手)。

同胞選手たちは8強進出に役割を果たした

朝鮮は予選リーグ全試合と決勝トーナメント1回戦を勝利しベスト8に進出。黄選手は全試合に途中出場、攻撃面ではチャンスを演出し、存在感を発揮した。DFの李選手は惜しくも出場はならなかったが、同じポジションをこなす主将のチャン・グクチョル選手の「ボールホルダーに強く行く意識、チームを引っ張る力」など、朝大サッカー部の副主将として学べるものはすべて吸収した。

在日本朝鮮人蹴球協会の申載南事務局長によると

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