〈事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~〉噫従軍慰安婦
2023年09月15日 09:00 歴史【所在地】 千葉県館山市大賀594 婦人保護長期入所施設「かにた婦人の村」
【建立日】 1985年8月
【建立者】 深津文雄牧師(「かにた婦人の村」創設者)
慰霊塔が佇む婦人保護長期入所施設「かにた婦人の村」は社会から見捨てられた性産業従事者を救うために1965年に創設。同施設所長である深津氏に日本軍性奴隷制被害者である城田すず子さん(仮名)が「慰安所」の残酷な事実を証言したことがきっかけとなった。85年に檜の碑が建立し、翌年には保存のために石碑が建立され「噫従軍慰安婦」と刻まれた。「噫」は、口につかえて心が外にでない様子を表し、謝罪の意味を表している。碑の下の土の中には、建立者によって「贖罪」と刻んだ石が埋まっている。
(朝鮮新報)