活動家の無責任を叱責/安石干拓地の被害復旧現場を指導
2023年09月04日 13:00 総書記の活動8月21日、金正恩総書記は平安南道干拓地建設総合企業所安石干拓地の被害復旧現場を指導した。
朝鮮中央通信によると、平安南道干拓地建設総合企業所では、南浦市温泉郡石峙里にある安石干拓地の堤防の排水構造物設置工事を十分に行わず、海水の影響で堤防が決壊。水稲を植えた270余ヘクタールを含む総560余ヘクタールの干拓地区域が冠水する重大な被害が発生した。復旧活動や冠水予防措置の過程に活動家らの職務怠慢行為が明らかになり、金徳訓内閣の行政・経済規律の乱れがその原因とされている。
金正恩総書記は、今回の被害は自然現象による災いではなく、怠け者の無責任さと無規律による人災であると厳しく批判。党と革命に対して担った責務に不誠実な者らを絶対に許すことができないとし、党中央委員会組織指導部と規律調査部、国家検閲委員会と中央検察所が責任ある機関と当事者を探し出して党的、法的に厳しく問責し、厳格に処罰することについて命令した。
金正恩総書記は台風6号(カーヌン、8月11、12日に朝鮮半島に上陸)の被害を受けた江原道安辺郡梧渓里一帯を視察し被害復旧活動を指導した際にも、活動家たちの姿勢を指摘した。総書記は梧渓里での200余ヘクタールに及ぶ冠水被害は、全的に同地域の農業指導機関と党組織の甚だしく慢性化されて無責任な活動態度のためであるとし、今回を契機に天災防止能力を備えるための国家的な活動システムに警鐘を鳴らすべきだと述べた。
(李永徳)