〈杭州アジア大会〉射撃女子、10mランニングターゲット団体で金

表彰台で手を振りながら声援に応えるリ・ジイェ、パン・ミョンヒャン、ペク・オクシム選手（左から。聯合ニュース）

杭州アジア大会の射撃・女子10mランニングターゲット団体（28日）に出場した朝鮮のリ・ジイェ選手（25）、ペク・オクシム選手（25）、パン・ミョンヒャン選手（22）が、今大会で朝鮮初となる金メダルを獲得した。個人戦ではリ選手が銀メダル、ペク選手が銅メダルを取り、パン選手が4位に入った。朝鮮は29日時点で金3個、銀6個、銅4個を獲得している。

10mランニングターゲットは10メートル先の横に動く標的を狙う種目で、1人当たり標的の動きが遅いスローランで30発、動きが速いファストランで30発、合計60発（600点満点）を撃ち、各選手の点数で個人戦の順位を、各国3選手の合計点で団体戦の順位を出す。リ選手とペク選手は2018年の第52回世界射撃選手権大会（南朝鮮・昌原）でチームを組み、団体戦で銀メダルを獲得。リ、ペク、パン選手は19年の第14回アジア射撃選手権大会（カタール・ドーハ）でミックス団体に出場し、金メダルの成績を残している。※ミックスはスローとファストの標的がランダムで出る。

コロナ禍でも世界の舞台を目指して練習に励んできた3選手は、国内で蓄積してきた実力を今大会で発揮した。