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歴史を学び、「西側脳」からの脱却を/ジャーナリスト・乗松聡子さんに聞く

2023年09月21日 06:00 対外・国際

今年、停戦70年を迎えた朝鮮戦争については戦争の根となった日本の植民地支配や戦争そのものへの加担、加害行為について顧みる言説は見られず、100年を迎えた関東大震災朝鮮人虐殺に至っては加速度を増す如く歴史否定が進んでいるのが、日本の社会・言論状況だ。沖縄への米軍基地押し付け問題などに取り組むカナダ在住のジャーナリスト・乗松聡子さん(58)は、朝鮮に対する加害の歴史への日本の当事者意識の欠落を厳しく指摘し、日本人が内なる植民地主義と向き合い、「西側脳」を克服しなければいけないと訴える。(金淑美)

訪朝で二つの「気づき」

乗松聡子さん

東京で生まれ、現在はカナダと日本を往来しながら活動する乗松さんは、琉球新報で「乗松聡子の眼」というコラムを連載するなど、沖縄や朝鮮半島、東アジアの平和をめぐる問題を積極的に発信している。

このほど迎えた朝鮮戦争停戦70年に対する日本の言論状況について乗松さんは、日本人の歴史に対する無知をこのように指摘する。

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