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〈在日発、地球行・第3弾 4〉銅像に見るアフリカの眼差し/モザンビーク

2023年08月05日 10:00 在日発、地球行

過去の連載記事はこちらから▶︎ 在日発、地球行・〈第1弾〉〈第2弾〉

象られた解放闘争の歴史

万寿台創作社が製作した高さ9㍍、重さ5トンもあるサモラ・マシェルの銅像。マプトのシンボルとも言えるこの銅像の前では、道ゆく人々がポーズを決めながら写真撮影を楽しんでいた

金日成通りの北側に面しているエドゥアルド・モンドラーネ大学を散策した後、首都マプトの中心部に位置する独立広場に向かった。広場には、モザンビーク解放戦線(FRELIMO)の最高司令官としてポルトガル植民地支配からの解放闘争を率いた革命指導者であり、1975年に独立を果たしたモザンビーク人民共和国の初代大統領であるサモラ・マシェルの巨大な銅像が佇んでいた。高さ9㍍、重さ5トンもある銅像の前では、道ゆく人々がポーズを決めながら写真撮影を楽しんでいた。マプトのシンボルとも言えるこの銅像、実は朝鮮の万寿台創作社によって作されたものだ。

驚くなかれ、万寿台創作社が制作に携わった銅像は、モザンビークのほかにもアンゴラ、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナなど多くのアフリカ諸国に存在する。とりわけ有名なのは、セネガルの首都ダカールにそびえ立つ高さ50㍍の「アフリカ・ルネサンスの銅像」。この銅像は、2006年当時のセネガル大統領の発案によって建設が始まり、同国独立50周年を迎えた10年に公開された。

ラオスのカイソーン博物館(ビエンチャン)にはラオス人民の解放闘争を描いた銅像が設置されている(2019年撮影)

ちなみに筆者が知る限りでは、ラオスのカイソーン博物館(ビエンチャン)にあるラオス人民の解放闘争を描いた銅像、カンボジアのアンコール・パノラマ・ミュージアム(シェムリアップ)に展示されている巨大なパノラマ絵画、ドイツのフランクフルト中央駅近くにある

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