国家代表を多数輩出／平壌国際サッカー学校、開校から10年

サッカー選手になるため練習に励む生徒たち

国家代表選手の体系的な育成を目的とした平壌国際サッカー学校が開校から10年を迎えた。朝鮮各地から前途有望な選手たちを集め英才教育を行っている同校の選手育成プログラム、過去10年間に築いた成果を紹介する。

指導者を選抜、海外留学も

平壌国際サッカー学校は「サッカー強国」を目標に掲げる朝鮮の国家的プロジェクトのもと、2013年5月に開校したサッカー専門学校。同年6月に同校を訪れた金正恩総書記は、平壌国際サッカー学校が教育の内容と方法を現実の要求に沿って絶えず改善し、将来性のある選手たちを多く育てなければならないと強調した。

現在、同校では朝鮮各地から選抜された数百人の児童・生徒たちが小学班、初級班、高級班に分かれ、基礎科目と共にサッカー理論や実技などの専門教育を受けている。学校には複数の人工芝グラウンド、季節や気候に関係なく自由に使える屋内グラウンドが完備されている。