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サポーターの力で後押しを(下)/「ウリチュックTV」

2023年08月15日 08:22 スポーツ

2020年秋、コロナ禍によって現地で選手たちを応援することができない保護者や同胞たちのために、各地の朝高と朝大サッカー部の公式戦やフェスティバルの試合を配信する「ウリチュックTV」が誕生した。同TVが始まった背景、過酷な環境下での配信作業、スタッフたちの同胞サッカー界に対する思いを2回に分けて紹介する。

過酷な現場での作業

西東京に在住する金顕秀さん(54)が発起した「ウリチュックTV」は、2020年秋から主に朝高や朝大サッカー部の試合を配信している。

金さんをはじめとする撮影・配信スタッフは、リアカーに機材やテントを積み、配信当日は、試合開始2時間前に現地入りして準備を始める。配信をこなすにつれて、各地の朝高サッカー部との連携も深まり、今では現地に足を運ばなくても、自宅のパソコンで現地からの映像を処理し、「ウリチュックTV」に配信することが可能になった。試合時間によっては、自身が営む焼肉店の厨房でパソコンをつないで配信作業を行う時もあるとか。サッカーはリーグ戦をはじめ、土日祝日に公式戦が重なることが多いが、「各地朝高サッカー部の選手や監督、保護者たちの協力のおかげで配信の幅が広がった。本当にありがたい」(金さん)。

金顕秀さん(左)と尹顕輝さん

それでも学生中央体育大会はもちろんのこと、自身の予定が合う限り極力、現地に足を運んで配信作業を行っている。学生中央体育大会など、1日に数十試合の配信を行う場合は、

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