〈戦勝70年〉“主席がいたから勝利できた”/参戦老兵たちの回顧(下)
2023年07月28日 08:00 共和国温情を胸に要衝を死守
朝鮮人民軍の重要拠点であり戦線東部の要衝だった1211高地(江原道東部)では、朝鮮人民軍と敵との間で激しい攻防戦が繰り広げられた。敵は高地を占領しようと膨大な兵力と兵器を動員し、1日に3~4万発の爆弾と砲弾を投じて波状攻撃を強行。朝鮮人民軍はしかし、1211高地を寸土も敵の手に渡してはならないという金日成主席の命令を胸に刻み、高地を死守した。
1950年8月に15歳で義勇軍に入隊したチョ・グンホさん(88)は、51年6月から停戦まで1211高地で戦った。特に忘れられないのは51年7月16日の戦闘だという。
この日、兵士たちは1211高地に押し寄せる大兵力の敵軍を撃退し、勢いそのまま夜間の奇襲で敵の大砲や戦車、銃眼を破壊。チョさんも夜間襲撃班を率いて敵の指揮所に攻撃を加え、勝利に貢献した。この戦果は、主席が立てた戦略に基づいたものだった。