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停戦70年、平和体制への転換を探る/各氏の報告から

2023年07月18日 13:57 社会 交流

「朝鮮戦争停戦70年国際シンポジウム―戦争危機から平和へ、転換への道しるべ―」(14日、連合会館、主催=実行委員会)では、米日南と在日朝鮮人の識者らが出演し、朝鮮半島の危機打開の方途を考察した。各氏の報告を紹介する。(まとめ・金淑美)

米日南と在日朝鮮人の専門家らが出演したシンポジウムのようす

米国内の根本的変革を/ブライアン・ベッカー

ワシントンに本部を置き世界各国で活動する数多くの反戦運動組織を網羅する国際連合体である反戦反人種差別行動(ANSWER)の事務総長を務めるブライアン・ベッカー氏は、米国のアジア政策を概括しながら、米国は帝国主義的な大国になってから100年以上もの間、アジアの人々に対する軍国主義や戦争のレベルを上げ、原爆、大量破壊兵器を含むあらゆる兵器を使用してきたと指摘。1945年8月、朝鮮民族が分断されて73年後が経った現在も米軍は未だに南半分を占領し、朝鮮による関係正常化と緊張緩和へのあらゆる申し出は米国によって拒絶され、米国による対朝鮮敵視政策が朝鮮を自国を守るための核保有へと促したと説いた。

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