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〈事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~〉供養塔

2023年06月30日 09:00 歴史

【所在地】 埼玉県熊谷市大原1丁目 大原墓地

【建立日】 1938年7月

【建立者】 新井良作

【大きさ】 碑:縦201cm 横91cm 奥行き31cm

関東大震災直後の1923年9月4日、高崎第15連隊に保護を求め移動していた朝鮮人が熊谷町(当時)で自警団により虐殺された。建立者は虐殺された朝鮮人を目撃したときから15年後、遺骨を集め合葬した。碑文には「通信機関ノ壮絶流言蜚語ノ百出」と、刻まれているが、朝鮮人犠牲者を「生霊」と表している。また、塔の建立に奔走した「韓」という朝鮮人を「市内有志」とした。過去には「非業横死鮮人各居霊位 追祀頓生菩提」と記された塔婆が撤去され、犠牲者が朝鮮人である事を意図的に隠蔽する動きがあった。

(朝鮮新報)

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