〈関東大震災朝鮮人虐殺100年〉緊急集会／鄭永寿さんが講演

真相追及し、国家責任にけじめを

朝鮮大学校講師の鄭永寿さんが講演を行った

証言に見る二重の暴力

6月21日、関東大震災朝鮮人虐殺100年－虐殺犠牲者の追悼と責任追及の行動実行委員会が主催する緊急院内集会「関東大震災・朝鮮人虐殺の本質と今後」が、参議院議員会館(東京・永田町)で開かれた。

集会では「関東大震災朝鮮人虐殺問題とは何か」と題した講演が行われた。朝鮮大学校の講師であり、在日朝鮮人史を教える鄭永寿さんが登壇した。

鄭さんは講演の冒頭、関東大震災朝鮮人虐殺を単に想起し学び直すだけではなく、問題が今日までいかなる形で続いているのかを知ることが、講演の目的であると強調。100年前の歴史という重みはあるが、虐殺は遠い昔の話ではなく、現在も私たちの前に立ち現れている問題であると話した。

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