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〈関東大震災朝鮮人虐殺100年〉朝・日大学生実行委、第2回実行委員会

2023年06月16日 12:25 歴史

問題の本質、共に追及を

留学同の在日朝鮮人学生と日本人学生で構成される「朝鮮人虐殺の歴史を記憶し朝鮮人差別に反対する一大行動」実行委員会(以下、実行委)の第2回実行委員会が10日、東京都内で行われた。

5月に発足した同実行委は、関東大震災時の朝鮮人虐殺から100年になる今年、▼日本政府に対して過去清算と真相究明を要求し、歴史保存運動を前進させるきっかけをつくること、▼朝鮮人虐殺をはじめ歴史否定的な動きを反対・糾弾する一大行動を展開し、世論を喚起すること、▼本行動に多くの日本人学生や大学教員、メディア関係者らを網羅することで、朝鮮人虐殺の本質について共に考え、行動する連帯の輪を広げていくこと―の3つを目的に掲げた。

この日の集まりでは、8月に開催予定のデモや集会など一大行動と関連して、その名称と内容、当日までの日程と分担、多くの参加者を募るうえでの動員対策などについて協議が行われた。

実行委員らは「最も問題なのは、関東大震災時の朝鮮人虐殺について、自分たちのような若い世代が、現実味がないこと。実際にあった事実として、自分事として捉えられていない現状がある」「一大行動を『やって終わり』といった形式的なものにならないよう、意義を呼び掛けていかなければならない」などと率直に意見交換を行った。そして一大行動を機に、世論を喚起するうえで次世代の力を一層発揮していこうと一致をみた。

協議後、実行委員らは、関東大震災時の朝鮮人虐殺と関連した書籍を読み、それぞれ感想を発表し合った。

牛木未来さん(一橋大学大学院学修士2年)は、当時の虐殺に関する証言をまとめた「関東大震災朝鮮人虐殺の記録:東京地区別1100の証言」(西崎雅夫著、2016年発行)を読んだ感想について「子どもの頃から(朝鮮人に対する)差別意識がインプットされていたことがわかる。証言はその史実をリアルに語っている」と述べる一方で、

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