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青商会活動のさらなる活性化を/各ブロックで役員研修会

2023年05月22日 10:42 在日同胞

2月に行われた中央幹事会第26期第1回会議で、第26期KYC運動「新時代・魂!」をスタートさせた青商会は、その後4月までの期間に、青商会の各ブロック及び地方青商会の役員研修会を開催した。

研修会は現在行われている5・28書簡貫徹のための大衆運動の要求性をしっかりと認識し、中央青商会第26期事業とKYC賞獲得運動により勢いをつける契機となった。

役員たちは、新たな計画の発表や取り組みの報告などを通して成果と経験を共有し、青商会活動をよりいっそう活性化させるため一丸となって取り組んでいく決意を新たにした。

近畿ブロック

近畿ブロック役員研修会(4月30日、京都第2初級)は2部制で行われ、中央青商会の崔炳琥会長をはじめ大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀に加え、三重から約80人が参加した。

1部でははじめに中央青商会の宋明男幹事長による情勢学習及び第26期KYC運動「新時代・魂!」に関する解説があった。

続いて、大阪府青商会の趙勝史幹事長が登壇し、来る5月25日に近畿と三重県の朝鮮学校に通う園児、児童、生徒、青商会会員の子どもや保護者など2000人以上を無料招待するビックイベント「新時代 一枚岩、イオガジャ、アンニョンハシムニカ ひらパー貸切スペシャル遠足」について説明した。

スペシャル遠足は大阪府青商会(李起守会長)が昨年、大阪府内の朝鮮学校の子どもたちを奈良県の生駒山上遊園地に無料招待して行った「生駒山上遊園地☆ISJスペシャル遠足」の成功体験に基づき、今年は大阪だけでなく近畿全体で開催することを提案し呼びかけたもの。今年はじめ、近畿各地方の青商会の賛同を得て、開催が決定された。近畿と三重の朝鮮学校と日本学校に通う子どもたちが一堂に会し、一緒に遊び、交流を深め、一生忘れられない素敵な思い出をプレゼントしようというのが目的だ。

中央青商会の宋明男幹事長による情勢学習が行われた。

2部は七輪を囲んでの食事交流会。

近畿ブロックでは役員研修会を、毎年各県を巡回しながら朝鮮学校で行っている。今回は京都第2初級の所管地域となる洛西地域青商会がホストとなり、同校のアピールと共に「京都に来てよかった」と言ってもえらえるようにと焼肉などを準備して盛り上げた。

交流会は金栄周校長の音頭で始まった。校長は「見てのとおり古い校舎だが、2年後60周年を迎える。研修会をここで開いてもらえて嬉しい。この場にいる人たちがいるからウリハッキョが存在し、未来を担う子どもたちが大きく育っている。代を継いで在日朝鮮人運動、民族教育史をつないでいってもらえたら」と話した。

交流会では、各地方・地域の代表が発言し、滋賀県青商会が4月から行っている、学校の駐車場でのキムチ販売、「キムチマーケット」など、互いの活動と経験を共有し刺激しあう大切な場となった。

とりわけ近畿ブロックが一丸となって開催する「スペシャル遠足」を大成功させることを誓いあう場にもなった。

京都府洛南地域青商会の李昇龍会長(38)は「子どもたちの笑顔のためにやる気まんまんだ。私も幼い頃に当時の朝銀主催のビックイベントに参加して楽しかったという思いが今でもある。同胞社会の凄さ、パワーを感じさせてあげられたら本望だ」と力を込めた。

和歌山県青商会の姜英熙会長(44)は「子どもたちが近畿から集まるたくさんの友だちに出会い、心に残る良い思い出を作ってもらいたい。今日は普段会えない会員にも会えて、たくさんの人からエネルギーをもらった。和歌山県青商会は人数が少ないが現状にあった活動を活かし、少しでも学校に貢献できるよう色々と模索しながらがんばっていきたいと」と話した。

滋賀県青商会の金宜相副会長(40)は「去年大阪が開催したスペシャル遠足の経験を聞いて、子どもたちだけではなく、同胞たちも喜んでくれたという話が心に響いた。やるまでは大変だと思うが、それが人を喜ばせられることに繋がる、とても大切なことだと改めて思った」と語った。(盧琴順)

北海道ブロック

北海道役員研修会(2月4日、総聯北海道本部会館、19人参加)は、KYC賞争奪運動を北海道でも勢いよくスタートさせよう決起する場になった。

また、今期のスローガンを「原点回帰!リターン!」に決定した。

北海道青商会は1995年11月28日、全国初の地方組織として結成された。

スローガンには、結成30周年に向けた「3カ年計画」の初年度を、結成当初から青商会が掲げているスローガン「豊かな同胞社会のために」「コッポンオリの未来のために」の精神、青商会のあるべき姿に改めて立ち返ること、また先代たちが築きあげてきた青商会の伝統を受け継ぎ、逆境を覆していく決意が込められた。

研修会では、今期は役員強化に注力し、役員ひとり一人の力と知恵を結集して民族教育支援活動及び経済生活サポート事業のコンテンツを増やし、会員を拡大していくことなどが話し合われた。【北海道ブロック】

東北ブロック

東北ブロック役員研修会(2月4日、東北初中、25人参加)では、オール東北プロジェクトの柱である「コリビジin東北」「みちのくKKフェスタ」に関する議論があり、その内容が確定された。

研修会ではオール東北プロジェクトの一環として行う「東北同胞社会を元気にするプロジェクト」に関する詳細、入学する生徒たちへの制服プレゼント事業計画が伝達された。

「東北同胞社会を元気にするプロジェクト」は、中央青商会の支援のもと東北6県の同胞行事として東京朝鮮歌舞団による「東北地方歌舞団ツアー」を行うことで、秋までに福島(第1弾として4月に実施)、青森、秋田、岩手、山形、宮城の東北全6県で実施。その過程で東北同胞社会を盛り上げていこうというものだ。

その後、中央青商会幹事長が情勢と青商会年間事業に関する講義を行い、各地方会長たちが所信表明を行った。

この日、東北初中の児童、生徒たちによる歓迎公演が行われた。心を打たれた参加者たちが子どもたちの未来のために奮闘しようと誓い合う場にもなった。

東北ブロック会長の権純浩会長は、「東北の同胞、子どもたちのためにみんなで汗をかいていき、東北同胞たちを元気にするプロジェクトを成功させていこう」と呼びかけた。【東北ブロック】

九州ブロック

九州青商会役員研修会(2月19日)にはリモート参加者も含め46人が参加。同じ目標を共有し、固く結束する意義深い場になった。

1部では中央幹事長による情勢学習とKYC運動の解説、九州青商会幹事長による九州青商会の年間事業計画が発表、共有した。2部では李慶鎬会長をはじめ役員たちの親睦を深めつつ、各地域と部署毎の意気込みや決意が披露された。

「ALL九州ハナロ!(ひとつ)」のスローガンを掲げて活動を推し進めている九州青商会は、2019年の「ウリ民族フォーラム」と昨年の「結成20周年記念事業」などで発揮した「ALL 九州ハナロ!」の精神を引き継ぎながらも、「地域青商会の強化」と「青商会としての役割を再認識、実践」(原点回帰)することに力をいれている。

研修会では6月に九州青商会のすべての会員を対象とした「スポーツイベント」を企画し、「ALL九州ハナロ!」を現役会員たちで具現化することが強調された。【九州ブロック】

中四国ブロック

中四国ブロック研修会(3月26日、広島初中高、38人参加)では、中央幹事長による情勢学習とKYC運動の解説に続き、各地方の年間事業計画が発表された。

その後、初めての取り組みとして「部署別討論」を行い、▼総務▼民族教育支援▼経済生活サポートにおける地方、地域の現況と課題、目標について熱い議論が交わされた。

また、8月に予定している「ピカピカミレキャンプ」についてのプレゼンや今月から各地で集中的に開催予定のチャリティーゴルフ大会のPRも行われた。

呉徳一ブロック長は「1人の10歩より10人の1歩が大事だ。中四国ブロックの連携、連帯を深めて中四国から同胞社会を盛り上げよう!」とアピールした。【中四国ブロック】

中部ブロック

中部ブロック役員研修会では「ウリ民族フォーラム」の準備に励む三重県青商会を支えていくことで一致した

中部ブロック役員研修会(3月12日、名古屋市内、51人参加)には、愛知、岐阜、三重、静岡、北陸、長野の役員たちが集結。中央幹事長の情勢学習、今期中央運動解説、各県の計画発表などが行われた。

研修会では、9月に開催される「ウリ民族フォーラム2023in三重」の準備に励む三重県青商会を中部ブロックが一体となり支えていくことで一致した。

また、子どもたちの笑顔のために、6月に静岡県で行われる愛知朝高学区の初級部4~6年生を対象としたキャンプ「第12回ヘバラギ学園」事業を盛り上げていく決意を新たにした。

この他、秋に愛知朝高学区児童、生徒たちへの支援事業(未定)や愛知中高新校舎建設などへの関心を高めるための宣伝活動などが話し合われた。【中部ブロック】

北関東ブロック

北関東ブロック役員研修会(2月21日、宇都宮市内、20人参加)はコロナウィルスの影響により4年ぶりの開催となった。

中央青商会幹事長が青商会の年間運動方針について解説し、中央青商会の崔炳琥会長が地方青商会の活動状況を紹介しながら青商会の果たすべき役割について述べた。

その後、北関東3県(茨城、群馬、栃木)地方青商会の活動報告、目標の発表、質疑応答が行われた。

6月にはセッピョル学園が4年ぶりに従来の2泊3日で行われる(過去3年間は日帰りやオンライン開催)。

コッポンオリの笑顔のため、セッピョル学園成功のため、北関東ブロック青商会が一丸となり取り組もうと決意した。【北関東ブロック】

関東ブロック

関東ブロックでは地方ごとに幹事会で中央青商会の方針について確認し、役員たちの士気を高め、またブロック内での交流を深めるため、2月20には関東ブロック内の地方会長たちで交流会を行った。

各地方での実践や成果、会長として抱える悩みなどを共有し、関東ブロックを共に盛り上げていくことで一致した。【関東ブロック】

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