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日本とNATOの軍事結託を非難/朝鮮外務省日本研究所

2023年05月16日 08:16 対外・国際

朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省日本研究所の金雪花研究員が14日、「日本が追求するNATOとの軍事的共謀・結託の終着点はどこか」と題した文を発表した。

金研究員は文で、「最近、日本とNATOの前例のない軍事的結託の動きが国際社会の大きな懸念と警戒心を巻き起こしている」と述べ、その代表的な例が、日本がアジアで初めて自国内にNATO連絡事務所を開設しようと画策している点にあると指摘。また、日本はウクライナ事態を契機に、かねてから模索してきたNATOとの軍事的共謀・結託にいっそう執着しているとしながら、「日本とNATOの密接な関係の背後には、『アジア版NATO』をつくり上げ、アジア太平洋地域で覇権的地位を維持しようとする米国の黒い影が徘徊している」と主張した。

金研究員は、「覇権的地位の追求に血眼になった米国は近年、アジア太平洋地域で自らの地位が大きく揺らぐようになるや、新たな軍事同盟の創設にいつにも増して死活的に取り組んでいる」とし、オーカス(米英豪の3カ国間軍事同盟)、クアッド(日米豪印の戦略対話枠組み)などの「排他的な安全保障協力体に日本、南朝鮮をはじめとする追随勢力を引き込み、これをNATOと結び付けて一つの巨大な反中国、反ロシア包囲環を構築」するのが米国の魂胆だと非難した。

そのうえで金研究員は、米国を後ろ盾にしてNATOを引き込むことで、周辺諸国をけん制し、軍事大国化を実現しようとするのが「日本の本音」だと強調。「日本がNATOとの軍事的共謀・結託を強化すればするほど、地域の平和と安定を破壊し、列島の不安定と不可逆的な孤立を招くことになるだけである」と警告を送った。

(朝鮮新報)

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