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おいしい取り組みに笑顔/九州初中高で支援団体が給食活動

2023年05月15日 07:37 民族教育

九州初中高で「おいしい」取り組みが行われている。朝鮮学校を支える会・北九州(以下、支える会)による給食だ。月に1度、全校生と教員らを対象に振舞われるもので、昨年7月に学校支援の一環として始まった。事務局長の瑞木実さん(74)は「『なにかしてあげる』のではなく、朝鮮学校と同じ立ち位置で自分にできることを探したい」と述べる。

安心、安全な給食を

支える会による給食運営が行われるようになったのは、19年に行われた総会で朝鮮学校保護者が「給食問題」を提起したことがきっかけだった。

現在、朝鮮学校には国が「義務教育学校において実施を定めた」学校給食法が適用されていない。児童・生徒たちは通常弁当を持参し、年に数回は同胞がボランティアで行う給食などを食べて過ごしている。

瑞木さんは昨年7月、保護者らの負担を減らし、子どもたちの健康と栄養を守るため、給食を通した新たな学校支援に着手した。公立校の給食費は1カ月約4~5000円。近年は給食を無償化する自治体も増えている。一方、朝鮮学校では昼食はすべてが自己負担で、家計を圧迫する一要因にもなっている。

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