朝中親善・協力の発展を/崔善姫外相、駐朝中国大使と談話
2023年05月10日 16:14 対外・国際9日発朝鮮中央通信によると、8日、崔善姫外相が表敬訪問した中国の王亜軍駐朝新任大使に会い、友好的な雰囲気の中で談話した。
新型コロナウイルス感染防止策のため2020年1月以降国境を封鎖していた朝鮮は、新任の外国大使として初めて中国大使を受け入れた。王大使は、4月6日に万寿台議事堂を訪問。習近平主席から寄せられた金正恩総書記宛ての信任状を最高人民会議常任委員会の崔竜海委員長に奉呈し、朝鮮での業務をスタートした。
通信は、崔外相と王大使が「朝中の両党、両国首脳の崇高な意味を受け止め、伝統的な朝中親善・協力関係をいっそう昇華、発展させていくという確固たる立場を表明した」と伝えた。
談話には、パク・ミョンホ外務次官、外務省の活動家、馮春台公使をはじめとする中国大使館員が参加。談話につづいて、朝鮮政府が王亜軍大使のために催した歓迎宴が行われた。
駐朝中国大使館も、大使館のWeChat (中国版メッセンジャーアプリ)公式チャンネルに今回の談話に関する記事を投稿した。
記事によると、崔外相は「最近の朝中の伝統的な友好協力関係は、両党、両国の最高指導者の関心と指導のもと、両国民の共通の願いと新たな時代的要求に基づいて持続的に深化・発展している」とし、「朝鮮の党と政府、人民は双方の貴重な資産である朝中友好を変わらず大切にしていく」と述べた。
一方、王大使は「中国は朝鮮とともに両党・両国最高指導者の重要な合意をしっかり履行し、戦略的調整の強化、互恵協力の深化、中朝伝統的な友好関係の強化・発展、両国と両国人民の幸福への寄与、地域の平和と安定に取り組みたい」と述べたと報じられている。
同記事は宴会でのようすについても言及。崔外相と王大使はそれぞれ、両国関係が「全面的かつ深い発展の時期を迎えた」「新たな歴史的時期に入った」と述べたという。
(朝鮮新報)