テロ行為保護する米国を非難/在スペイン朝鮮大使館が公報文
2023年04月06日 11:28 朝鮮半島在スペイン朝鮮大使館が3日、2019年に米情報当局の操作のもとで起きた同大使館への襲撃事件をめぐり、米国を非難する公報文を発表した。朝鮮中央通信が報じた。
スペイン政府は事件発生後、米国人10余人で構成された暴力集団が朝鮮大使館から盗んだ資料を米連邦捜査局に引き渡したことを明らかにし、米国に逃亡した犯人たちの逮捕・引き渡しを要求。しかし、米国は容疑者たちへの追及調査を行わず、事件の主犯格であるクリストファー・アンの身柄さえ引き渡していない。
公報文は、クリストファー・アンは「必ず厳罰を受けるべき」だと非難し、米国が「テロ行為を保護している」と主張。「外交関係に関するウィーン条約」の原則に背く米国の行為は、国際法違反であり、「朝鮮の自主権と尊厳に対する明らかな無視、厳重な冒涜」だと糾弾した。
そのうえで、米国に対して、同事件への公式的な謝罪と補償、事件に加担したすべての犯罪者の逮捕と引き渡しを要求。スペイン政府に対しても、事件の早期解決に対する積極的努力を求めた。
(朝鮮新報)