4.24に思いを馳せる／75周年に際し、無名戦士の墓で

4．24教育闘争75周年に際し、東京・青山霊園の「解放運動無名戦士の墓」の前で行われた「今、再びあの日を称え心に刻むマダン」（4月24日、主催＝朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会）では、一橋大学の田中宏名誉教授、梁玉出さん、裵永愛さん、金淑子さんがそれぞれ、4.24教育闘争の意義や実相、体験談などを語った。（発言まとめ・全基一、高晟州）

変わらぬ否定の価値観／田中宏さん

田中宏さん

日本では戦後の1947年3月に教育基本法・学校教育法が公布され、48年1月には文部省（当時）が、学校教育局長通達「朝鮮人学校の取扱いについて」を発出した。

一方国際社会では、48年12月10日に第3回国連総会において「世界人権宣言」が採択され、人権を尊重する潮流が生まれた。これらと同時期に日本では民族教育への弾圧が起き、4.24教育闘争などが行われていた。

また65年12月21日の第20回国連総会において、

4.24の歴史、心に刻む／無償化連絡会が主催