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歴史を直視、自分に何ができる?/朝・日大学生のスタディツアー

2023年03月30日 15:43 主要ニュース 暮らし・活動

朝鮮人虐殺の現場など

留学同中央が主催する「日本と朝鮮の歴史を考える大学生スタディツアーin関東」が3月22日から24日にかけて東京都内で行われ、日本各地の留学同メンバーらと日本の大学生ら11人が参加した。スタディツアーは2021年に始まり、今回で3回目。今回は同胞青年と日本人学生がともに学ぶ中で交流を深め、朝鮮と日本の歴史について考えることを目的に企画された。

今回のツアーでは、今年100年を迎える関東大震災下での朝鮮人虐殺をテーマに、虐殺現場や朝鮮人犠牲者追悼碑などのフィールドワークのほか、東京中高の見学なども行われた。

23日のフィールドワークでは、一般社団法人「ほうせんか」の西崎雅夫理事が現場を案内した。一同は「ほうせんかの家」で講義を受けた後、荒川河川敷に集まった。

荒川にかけられた旧四ツ木橋は震災当時、唯一の避難場所だったという。罹災した朝鮮人もこの橋に流入したが、官憲や「自警団」によって無残に殺された。

降り注ぐ雨の中、虐殺の写真や証言を写したパネルを手に当時のようすを赤裸々に語る西崎理事の声に、学生たちは必死に耳を傾けメモを取る手に力を込めた。

関西医療大学3年の李康弘さん(神戸朝高卒)は

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