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佐渡鉱山、登録審査進む

2023年03月08日 09:43 社会を知る~今週のnewsトピック~

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。

佐渡鉱山、登録審査進む

佐渡鉱山(新潟県)の世界文化遺産登録を巡り、今年1月に日本政府が再提出した推薦書をユネスコが確認し、次の審査工程となる諮問機関審査へ進んだことが2日にわかった。報道によると、諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査が今年夏から秋ごろに行われ、世界文化遺産登録に値するか否かについて勧告を出す予定。同勧告をもとに、ユネスコ世界遺産委員会が登録可否を決定する見込みだ。

これと関連し2月27日、南朝鮮の国会本会議で、登録申請の撤回を求める決議案(「日本政府の佐渡金山世界遺産登録再申請撤回と日本近代産業施設ユネスコ勧告履行要求決議案」)が可決され、日本政府に対し、同決議案が提出された。決議案は、加害の歴史に対する心からの謝罪と責任ある姿勢を要求したほか、南朝鮮政府に対しても、登録反対の立場を明確に表明するよう求める内容が盛り込まれた。

佐渡鉱山は戦時中、1500人を超える朝鮮人が強制的に労働させられた現場の一つ。日本政府は、こうした背景を持つ佐渡鉱山について、1603年~1867年のいわゆる江戸時代に時期を限定し2023年の世界文化遺産登録を目論んでいた。昨年2月に推薦書を提出したが、ユネスコがその不備を指摘。政府側はこれを認めず再考を求めたが、ユネスコが期日中に諮問機関へ推薦書を送らなかったことで、23年の登録は不可能となった。日本政府は、今年1月20日に、推薦書を修正し再提出していた。

平和教材、「第五福竜丸」も削除

広島市教育委員会が平和教育の教材から、漫画「はだしのゲン」を削除する方針を決定したなか、米国の水爆実験で被爆したマグロ漁船「第五福竜丸」の記述についても掲載取り止めを決め、波紋が広がっている。

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