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各地でムジゲ会の交流会

2023年02月28日 12:57 暮らし・活動

ムジゲ会の交流事業が各地で行われた。兵庫、大阪では交流会を通して親睦を深めた。

兵庫

神戸朝高委員会の主催で朝高生と兵庫ムジゲ会の交流会が2月5日、神戸朝高の多目的ホールで行われた。

朝高生が創作した歌が合唱で披露された。

講演では、障害者も社会の一員であることが強調され、より良い社会をつくるために困っている人がいたら、朝高生たちが率先して手伝って欲しいということが述べられた。

初めてムジゲ会の交流会に参加した朝高生は「障害に対する認識を改めるきっかけになった」「貴重な出会いの場になった」と話した。

続いてムジゲ会の集いが開かれ、これまでの事業報告があり、会員たちが抱える悩みと想いが共有された。

兵庫ムジゲ会では年に1回以上集いの場を設ける予定だ。今年は専門家による学習会を計画している。懸案の問題を、協調して解決する体制を築いていく。

【兵庫支局】

大阪

大阪ムジゲ会の交流会が2月12日生野初級の幼稚班園舎で行われた。講演会と大阪朝鮮歌舞団の公演が披露された。

交流会をサポートするために大阪の朝青、留学同、人権協会、大阪ムジゲ会ボランティア、NPO法人ポラム大阪のメンバーが駆け付けた。

講演会は、司法書士の尹美奈さんが「成年後見制度について」解説した。

講師は実例と自身の経験に基づいて制度の現況と課題について言及した。また、信頼関係を構築する重要性と国籍に関する質疑応答もあった。

参加者たちは「制度の存在は知っていたが、聞けずにいた」「先立って準備することが大事だと教わった。貴重な話を聞けた」と述べた。

公演は朝鮮の民謡と打楽器、リトミック体操を用いた民族性の富むものだった。

参加者たちは歌舞団の団員たちと一緒に歌を歌い、心と体をほぐした。

最後には民謡メドレーに合わせて踊りの輪が広がった。

2022年度「サランの募金」が総聯大阪府本部よりムジゲ会に伝達された。

ムジゲ会の会員たちは「民族に触れる、かけがえのない場所」「こどもたちも楽しみしていた」と話す。

手話で歌を表現するなどこれまでの活動を通してスキルアップを計ってきたボランティアスタッフたちは「老若男女のすべての同胞たちが、心置きなく集まれる場所がある。それが同胞社会の当たり前の姿」だと口を揃える。

ボランティアスタッフの責任者を務めた都鍾宇さん(36)は「ムジゲ会は誰もが同胞社会の一員であることを感じる大切な場所だ」としながら、地域密着の交流会を通して温かな同胞社会を築いていきたいと話した。

(鄭尚丘)

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