〈朝鮮の国際情勢認識〉加速する米英豪の軍事結託

昨今の国際関係で新冷戦の構図が深まる中、朝鮮は対外政策において自主的な立場を堅持している。激動する国際情勢を朝鮮はどのように捉えているのか。朝鮮外務省が発信する談話や関係者の見解、国内メディアの報道などを通じて探る。

NPT締約国の義務に違反／豪州の核拡散行為を非難

朝鮮-アジア協会のリ・ジョン会員が外務省HPに投稿した1月31日付の記事を通じて、核拡散防止と軍縮に反する動きを見せるオーストラリアを非難した。

オーストラリアは1973年1月23日、核兵器不拡散条約（NPT）に批准した。NPTは、締約国である非核兵器国が核兵器を取得すること、そのような取得を核兵器国が支援することを禁じている。しかし、2021年9月15日、オーストラリアは米国、英国とともに三カ国間軍事同盟「AUKUS」の創設を発表し、米英から原子力潜水艦建造技術を供与してもらうことに合意した。これは明白な核兵器拡散行為であり、ＮＰＴ締約国の義務に対する違反となる。

〈朝鮮の国際情勢認識〉“対米追従からの脱却を”

〈朝鮮の国際情勢認識〉日本の諸政策に憂慮高まる