〈朝鮮の第三世界外交の起源〉第1回 バンドン会議と朝鮮／林裕哲
2023年02月19日 08:00 対外・国際米国の覇権衰退と、国際秩序の多極化への不可逆的な動きが加速している中、建国以来、一貫して自主、平和、親善の理念の下で積極的に展開されてきた朝鮮の第三世界外交の起源について3回にわたって解説する。
1955年4月、インドネシア・バンドンに、アジア・アフリカから29カ国の代表が集まった。この対オランダ独立戦争の激戦の地で、歴史的な第一回アジア・アフリカ会議（バンドン会議）が開かれた。バンドン会議は非ヨーロッパ諸国によって主催され、非ヨーロッパ地域で開催された初の国際会議であった。
1955年、インドネシア・バンドンで開かれた第一回アジア・アフリカ会議の参加者らを歓迎する現地の市民たち（出典：Vijay Prashad, The Darker Nations, New York, The New Press, 2008, p32）
