朝高生らがみた同胞社会/兵庫県青商会プレゼンツ「BECAUSEツアー」
2023年02月05日 09:00 民族教育“朝鮮人として幸せになる”
1月23,24日にかけて、神戸朝高2年生を対象に行われた兵庫県青商会プレゼンツ「BECAUSEツアー」。今回のツアーでは、朝高生たちが、これまで深く接することのなかった他地域の同胞コミュニティーに触れる機会が設けられた。生徒たちは、事前学習おあと、奈良や和歌山の学校関係者らによる座談会や講演などに、熱心に臨み、今後自身らが進む進路について考えを深めた。
奈良幼稚班で行われた講演の場で、発言した総聯奈良県本部の邵哲珍委員長は、「ハッキョが同胞社会にとってどのような場所か」と口火を切ると、2008年の奈良初級休校から、現在の幼稚班および土曜児童教室の運営に至る再建事業の過程について、生徒らに詳細に話した。邵委員長は、「君たちに伝えたいのは、民族教育なしには同胞社会はなく、同胞社会の生命線であり、心のよりどころである民族教育が、いかにかけがえのないものなのかということ」だと述べ、再建にあたり、ボランティアとして運営をサポートしてくれた朝鮮大学校の学生や大阪朝高の生徒たちの存在が本当に大きかったと強調した。